POS端末のスマート化に対する各社のアプローチについて

先日、ビッグサイトで開催されたリテールテックJAPAN2012でPOS端末のスマート化に関する展示が見受けられたのでまとめときます。

スマレジ(プラグラム)


プラグラムさんのブースで出展されていたのはスマレジというサービス。
上記の画像のように、iPhone4に専用ジャケットを装着し、バーコードリーダとクレジットカードの機能を付与することで、その場で商品の読み取りから決済までできてしまうというもの。
キャッシュドロワやレシートプリンタとは、WiFi経由で制御できるため、これまでカウンターにどっしり構えていたPOSレジをカウンター下に隠すことができる、まさにスマートなサービス。
なお、スマレジHPから漂うAppleサイトへのオマージュ感がすごいのでぜひそちらも訪れて欲しい。
スマレジ - iPad/iPhoneアプリを使った、無料で始める圧倒的な高機能クラウドPOSレジ

ポス・キューブ(フォウカス)

フォウカスさんのブースでは、ポス・キューブというiPad/iPhone等を活用したPOSシステム、というかオーダリングシステムが紹介されていました。
ポス・キューブでは、iPad/iPhoneをオーダ端末として使い、主に飲食店業務をスマートにしようという提案。
POSレジとは | 飲食店実績No.1のiPad POSシステム【poscube】
こちらでもキャッシュドロワやプリンタはWiFiの先に隔離されており、彼らはいずれ店舗外に行ってしまうのではないかという気さえしてきます。
 ※と思ったらこんなニュースもありましたね。
年間取扱高すでに40億ドル – スクウェアがPOS端末に替わるiPadアプリ from WirelessWire News|WIRED.jp

店舗支援端末<VX-100>(カシオ計算機

Androidは・・・Android勢はおらんのか!!
スマートさではAppleの端末になんとなく遅れをとっているAndroid勢ですが、そんな中、カシオさんブースにAndroid採用の店舗支援端末が展示されておりました。
ギャラタブとか既製品を活用するサービスじゃないところに男気を感じますね。
若干硬派な外見は否めませんが、端末をうっかり壊してもカシオさんのことだからちゃんとサポートしてくれるでしょう。
http://casio.jp/ecr/products/vx100/

まとめ

POS端末はこれまでシステム・機能と価格での差別化がされてきましたが、これからはスマートさが評価軸に加わるケースが出てくるのだなぁ、と実感した次第です。
ただ、いかんせん利用する端末は店舗側の持ちモノになるわけで、iPhoneの電池の持ちが悪くなっても、うっかり落として壊しても、サービスを提供している側からすると「知らんがな(´・ω・`)」になるので、その辺のバランス感は当面ネックになるんだろうな、と思っております。